大学時代は体育系のサークルに入って5年間(!)頑張っていました。
「のび太君」と出会う
勉強をおろそかにしていたせいで留年したのですが、1年下の後輩の話を。
彼は、風貌や言動が「のび太君」そっくりで、サークルに入ってきたときも
「こいつ、大丈夫かな?」と心配でした。
僕の周りはやはり勉強しない奴が多くて、身近な友達が3人いたのですが
僕も含めて4人とも留年する始末。
夜は皆で車でドライブして朝帰り、というパターンでした。
あとは、徹夜マージャンとか。
で、たまたま「のび太君」もドライブに連れて行った時のことです。
夜中(2時頃)、郊外の自動販売機前でみんなでカップラーメン食べていました。
そのうち、誰かが「このまま、「のび太君」を置いて帰ろうぜ」と。
「のび太君」涙目になる
本当に置いていくわけでは無くすぐに戻るつもりで、
「のび太君」が離れたすきに、残りのメンバーは車に乗り込み、発車しました。
後ろを振り向くと、「のび太君」の「チクショー!」という叫び声が!
すぐにUターンし、「のび太君」に「ゴメン、ゴメン」と謝ると
彼は涙目に。
普段、おっとりしている彼があの時に見せた「チクショー!」の叫び、
あれはインパクトがあり、それから彼は「のび太君」から「チクショー」と
呼ばれるようになりました。
「のび太君」就職決まる
彼はそのフレーズを気に入ったのか、それから語尾に「チクショー」を付けるようになりました。
例えば、「**さん、次の集会はいつにしますか、、チクショー」とか、
「今日は体調悪いのでサークルお休みします。チクショー」とか。
時は流れて1989年、お互い4年生になりました。
その頃はバブル景気で、就職先に困ることはなく、僕も早々に
就職が決まり、サークル活動に注力していました。
→4回生の時点でサークルは引退ですが、部室に入りびたり状態。
で、「チクショー」君(のび太君)が
「**さん、就職先決まりましたよ、チクショー」と。
「どこに決まったの?」
「公務員です、**市役所の初級、チクショー」
その頃は、民間に行くのが普通で、公務員なんて、という風潮でした。
「なんで、公務員?」
「楽したいですもん!!!!」
そうか、彼は楽したいから公務員を選んだのか。
周りは半分、彼を馬鹿にした風でした。
今となっては、あの時公務員を選んだ彼は正解だったのかな、と思います。
先見の明があったのか、ただ単に運が良かったのか。
あとがき
あれから31年、彼は何をしているのか、気になります。
TVで「コウメ太夫」を観るたびにそう思ってしまう僕。
サークルに連絡してOB会の名簿を見せてもらおうかな。

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